2021年京都祇園祭の山鉾巡行の中止が決定しました。
とても悲しいけれど、コロナがはやっている今だからこそ疫病退治のお祭りについて知ってもらいたいと思いました。
祇園祭は、疫病退治、災難退治のお祭りです。
祇園祭の起源、ちまきの起源を知ることで
レッツ疫病退治!!
祇園祭ちまきは蘇民将来之子孫也の話が起源!
祇園祭の起源蘇民将来之子孫也とは
嫁探しの旅に出た牛頭天王(須佐之男命:スサノオノミコト)のお話。
ある夜、南海に
一夜の宿を求めていると立派な屋敷を見つけました。
そこは、大金持ちの蘇民巨旦(そみんごたん)の屋敷でした。
しかし、「貧乏人は泊められない」といって断られてしまいます。
すると、蘇民将来(そみんしょうらい)という男が話しかけてきました。
「私の家にお泊り下さい」
将来は巨旦(ごたん)の兄でしたが貧乏な暮らしをしていたそうです。
それでも将来は粟のおかゆを炊いて牛頭天王をもてなしました。
喜んだ牛頭天王は、
「我はハヤスサノヲの神である。
後世に疫病が流行した時、蘇民将来の子孫と名乗り、
茅の輪を腰につけていれば災厄を免れることを約束する。」
と言って茅の輪を渡したそうです。
その後、疫病が流行った時・・・
蘇民将来は牛頭天王の茅の輪を腰に巻いていたことで助かり、弟の蘇民巨旦は一家全員死んでしまったそうです。
祇園祭で授与される「ちまき」には、「蘇民将来子孫也」という護符が貼られています。
「私は蘇民将来の子孫です。病気や災いから護って下さい」という意味があるそうです。
祇園祭ちまきの起源は
「茅の輪」は「茅」を束ね「巻」かれたものであることから、「茅巻(ちまき)」。
「粽(ちまき)」の音を担ぎ、
祇園祭には「蘇民将来子孫也の札をつけた厄除けチマキ守り」を作って、
門口に吊り下げられるようになった。
祇園祭の起源「蘇民将来之子孫也」ゆかりの言葉
八坂神社・疫神社
祇園さんの中にある疫神社。いつもお参りする方も少ないけど、行列してるよ。いつもは7月の終わりにしかない茅の輪もあります pic.twitter.com/pXAIBv7Ny3
— 今西 善也 (@kagizen) March 15, 2020
蘇民将来を祀る八坂神社の摂社。
祇園祭の最後の神事が行われる社です。
蘇民将来之子孫也が起源の茅の輪について
全国の多くの神社で行われる夏越の祓では、茅の輪をくぐって無病息災を祈ります。
これは、蘇民将来の伝説を起源とする神事なのだといいます。
~鎌倉の北条氏邸の呪符~
蘇民将来子孫家也急々如律令
リンクボタン蘇民将来子孫家也急々如律令
鎌倉の北条泰時と北条時頼の邸跡から出土した木札(呪符)。
北条氏も屋敷の入り口に魔除けの札を打ち付けていたようです。
八坂神社 ご神体 素戔嗚尊 蘇民将来之子孫也
7月17日の神幸祭から7月24日の還幸祭まで神輿が奉安される場所。
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